喫茶店で物語を聴き返す時間

🎵音楽

こんばんは。さちです。

今回は近所の喫茶店で作業しながら聴いたプレイリストのお話をしたいと思います。
京都のお気に入りの喫茶店はなかなか時間が作れなくて行けてませんでした。
京都の喫茶店ではパソコンが使えないことも理由のひとつです。

そんな時に利用するのは近所の喫茶店です。
美味しいコーヒーと一人で作業する時間。
家と違って集中できる環境が整っていて私の秘密基地のような場所です。

なぜその曲を聴くのか

喫茶店で開くのは「Grey’s Anatomy」という海外ドラマの挿入歌のプレイリスト。
物語の中で好きだなと思った曲を追加して作った私だけのプレイリストです。

情緒的な曲が多く、そのプレイリストを再生すれば物語までも再生され、感情が蘇るのです。
音楽と物語が結びついていて、その時の自分の感情も思い出せるので繰り返し聴いてその時間を大切にするのです。

なぜGrey’s Anatomyに惹かれるのか

私がそのプレイリストがお気に入りな理由は「Grey’s Anatomy」という作品そのものが大好きだからです。
小学生の頃から作品を見ていて、何度も何度も見返しています。

「Grey’s Anatomy」は医療のなかで人間関係を描いている作品です。
完璧じゃない人間・愛・喪失・孤独・仕事と人生・傷を抱えた人・依存・喜び・幸せ・死・別れ
全てが詰め込まれた作品だと思っています。
そしてそれが哲学的に静かに置いてある作品です。

私はこの作品の登場人物たちが好きです。
それは彼らが立派だからではありません。
寧ろ逆です。

間違えるし、嫉妬するし、依存するし、傷つける。
医師という優秀な人たちなのに、人間としては驚くほど不完全なのです。
けれど、その不完全さを抱えながらも前を向こうとする。
私はその人間らしさに、救われているのかもしれません。

そして海外ドラマらしいユーモアにも溢れています。
登場人物それぞれに人んせいがあって主人公以外も主人公のように扱われている。
そんなところにも強く惹かれるのです。

一言で言えば「人間の光と闇を捉えながらもそれが共鳴して、希望を持ち続ける物語」
何度も見直していると以前は気づかなかったテーマや考えも更新されていきます。

小学生の頃は恋愛の場面ばかり見ていました。
「このカップル好きだったのにうまくいかなかったんだな。残念」
その程度に表面的にしか見られていなかったのだと思います。

大学生になった今は、登場人物の孤独や喪失の方に目が向きます。
そして、なぜ関係がうまくいかなかったのかを多面的に捉える思考をするようになりました。

同じ作品を見ているのに、見えるものが変わっている。
作品が変わったのではなく、自分が変わったのだと思います。
そういう点から成長している実感も得られるのです。

音楽と記憶

みなさんにも音楽を聴くと当時の自分を思い出すことがあると思います。

私はGrey’s Anatomyを何度も見返しています。
けれど、本当に見返しているのは物語だけではないのかもしれません。
その時その時の自分です。

以前は気づかなかった登場人物の苦しみが理解できたり、
昔は共感できなかった選択に共感できたりする。
同じ作品なのに、受け取り方は少しずつ変わっていく。

だから私は音楽を聴くたびに物語を思い出し、
物語を思い出すたびに、その頃の自分にも再会しているのだと思います。

音楽の素晴らしい要素のひとつに思い出や感情を記憶させることが挙げられると思います。
音楽を聴くだびに物語を思い出し、物語を思い出すたびに、その頃の自分にも再会する。
だから私はこれからも、そんな曲たちを大切にしていきたいと思います。

音楽と物語と、その時々の自分。
私にとってその時間は、少し立ち止まって自分を確かめるための大切な時間なのかもしれません。
その時間を得られる喫茶店はやはり私の秘密基地です。

では、次の投稿で。

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