私は中学校3年生の冬に引っ越しを経験しました。それまで忙しい時間を過ごしていたので孤独とは無縁でした。また友達がそばに居てくれたので、孤独を感じる必要がなかったのかもしれません。
しかし静岡県に引っ越すと、知っている人は家族だけです。1月から3月の卒業まで静岡の中学校に通う予定でしたが、インフルエンザ・コロナによる学級閉鎖、学年閉鎖が続き、結局通ったのは30日ほど。もともと人見知りをする性格で、そんな短期間では友達もできませんでした。
人は失ってから気づくとよく言いますが、私の場合もそうでした。急に人が恋しく思えたのです。自宅待機で時間はたくさんあり、叔母の自殺を思い出すことも増えました。きちんと向き合わなければと思うと重たい。そんな日が続いて「孤独」を認めました。
ネガティヴな時は考えても暗い思考しか浮かばず、そんな時の逃げ場がYouTubeでした。以下に、私を支えてくれたふたつのチャンネルを紹介します。
角野隼斗さんのピアノ
角野隼斗さんのピアノで初めて聴いたのはショパンの「木枯らしのエチュード」です。静けさを感じさせる冒頭から一気に早いタッチ。まるでジェットコースターのようで、衝撃を受けました。
私は音楽が大好きですがピアノを習っていたわけでもなく、音楽理論の知識はほぼありません。なので、この曲がなぜ私の心に響いたのか、救いになったのか言語化することは本当に難しいです。
ただ、大自然を前にしたときのような壮大さや荘厳さを感じました。私の悩みがちっぽけだとは思いません。しかし「解決の糸口は必ずある」と当時の私に思わせてくれたのです。
角野隼斗さんのYoutubeチャンネルはこちら
私が救われた「木枯らし」の演奏はこちら
QuizKnock
QuizKnockは知識エンタメ集団。その名の通り広い知識をクイズやエンタメ形式で発信しています。自分で言うのもなんですが、私は知識欲が強い方だと思います。彼らの動画は「知ることが面白い」と実感させてくれ、知識欲を満たしてくれる存在です。
孤独を感じネガティヴな感情に囚われていた私にとって、動画を見る時間は面白さや「成長している実感」を与えてくれました。その実感こそが、叔母の死に向き合う勇気をくれたのだと思います。
QuizKnockのYouTubeチャンネルはこちら
孤独との向き合い方
私の場合、孤独を感じたのは人との交流が希薄になったときです。しかし孤独と向き合うきっかけになったのは、自分の内側と対話した瞬間でした。
孤独は私自身の感情です。無理に外側に答えを求めるのではなく、自分の内側に喜びや楽しさ、希望を生み出す必要があるのだと思います。感情をポジティヴに置き換えられたら、出来事をただの「ひとつの事象」として受け止められる。そうすれば打開策は必ず見えてくると信じています。そして孤独が薄れるとも信じます。
みなさんにとって喜び・楽しさ・支えになるものはなんですか?ぜひそれらを大切にしてほしいです。
では、また次の投稿で。


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